お尻の粉瘤に塗ってみた
僕のお尻にめっちゃデカい粉瘤ができた経緯と、それをたこの吸い出しを使って治した(?)一部始終は、以下の記事で語っているのでそちらをご覧ください。
たこの吸い出しで粉瘤は治せる?
粉瘤は、しこりがある皮膚の下に角質・皮脂がたまった袋が形成されていて、それを摘出しない限りは再発の可能性があります。たこの吸い出しでできることは、あくまで「粉瘤の口を開いて膿を出す」というもので、この袋まで摘出することはできないようです。膿が一通り排出されると腫れもひいて痛みも治まるので、それで治ったと思ってしまいそうですが、袋がまだある場合はその後も再発の可能性を秘めています。
僕は体のいたるところに粉瘤ができる体質なのですが、実際、耳たぶにある粉瘤などは、たまに腫れては膿が出て…というのを繰り返しています。これは、手術で袋を摘出しない限りは根本的な完治にはならないからです。一方、背中にあった粉瘤は皮膚科で摘出手術を受けたのでその後その部分が腫れることは無くなりました。
たこの吸い出しは膿と腫れの痛みを治す(解消する)ための一時的な処置として認識したほうがよいかも知れません。
使い方
たこの吸い出しを塗る際には、他にも用意しておいた方がいいアイテムがあります。それはガーゼと、それをとめるための包帯orテープです。ただ患部に直接塗ったらハイOKではなく、用意したガーゼに軟膏を塗布し、それを患部に貼りつけるようなイメージです。そしてそれを包帯やテープでとめます。
ずっと軟膏が患部に当たっていることが大切なので、こうしておくとより効果的ですし、製品の説明文にも記載されています。それに直接塗っただけだと衣服などに軟膏が付いてしまいます。
そして、それを1日に2回貼りかえます。貼り換えることによって持続的な効果が期待でき、やがて患部がフニャッとしてくるような感じがした後、あるタイミングで膿が流れ出てきます。この膿が出るときがいつなのか予測できないので、ガーゼにはそれを受け止める役割もあります。
ただ、説明書にもある通り、2週間以上使用しても何の変化もない場合は使用を中止しましょう。
完治したのか
ここで気になるのが、僕のお尻にできた粉瘤(別記事参照)については、たこの吸い出しで膿を出したあと一度も再発してないのです。粉瘤のしこりがあった部分は今はクレーターのようになっていて触ってみても特に何かがあるような感触はありません。
これについては不思議で、もしやあまりに大きい腫れと傷口だったので袋もついでに出たのかな…とか思ってしまいます。実際にそんなことがあるのかは分かりませんが。このお尻の粉瘤が決壊したときは血と膿がとめどなく溢れていたのでお風呂場でシャワーをしながら膿を出していたこともあり、そんな袋が出てきたかどうかも確認しませんでした。
たまたまこれまで再発してないだけ、という可能性も考えましたが、それにしてはあれから長い年月が経過しています。また、そもそも粉瘤じゃない何か別のものだったのかという懸念もありましたが、後に別件で皮膚科にかかったときにわざわざその時の症状を説明しついでに診てもらったことがありました。「粉瘤でしょう。」と言われたのでまあ粉瘤で間違いないかなと。
ということでこの体験から、たこの吸い出しだけで粉瘤が治ってしまうことも無くはないのかな…と思っています。ただ、レアケース、何かの勘違い、などの可能性も100%無いとは言い切れないので一般的な認識ではあくまで「袋を手術で摘出するまで粉瘤は完治しない」です。
跡が残る?
これは患部の炎症具合、大きさにもよると思いますが、たこの吸い出しで粉瘤の膿を出したあと、その部分に跡が残ることがあります。僕のやつもでっかい粉瘤で、しかもお尻ということもあり、盛大なクレーターができています。また色も少しあざっぽくなっています。画像を載せようかとも思いましたが場所が場所だけに割愛させていただきます。
もっと範囲が狭く小さな粉瘤の場合はもちろんここまでひどくはならないでしょう。なるべく、そういったダメージを最小限に抑えたいならやはり皮膚科にて切開、排出をしてもらうことをおすすめします。ただ、それでも跡が残る人は残ります。気になる方はアフターケアとして傷跡を消すためのジェルなどがあるようです。
終わりに
たこの吸い出しを粉瘤に対して使用することは、あくまで膿を出すための一時しのぎ、跡が残る可能性があるなど、自己責任という観点から手放しで「是非使ってみてね」とは言えない部分もあります。ただ、腫れた粉瘤の口を開いて膿の排出を促すという点では、まさにその通りの結果を自分の体験で実感しました。
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