寒い冬に必須のファンヒーター。最近は高性能で手頃なものも増え、選択肢が広がりました。石油か電気かというのは購入の際に悩む部分ですが、色々と試してみた結果も踏まえて環境ごとの選び方を考えてみます。
コストパフォーマンス
本体価格
本体の価格はやはり構造の簡単な電気ファンヒーターが安い傾向にあります。お金はかけられないけど部屋を暖かくしたいという場合は、電気ストーブがよく選ばれています。もちろんピンキリですが、最安のものでは3千円弱から購入できます。
維持費
石油ファンヒーターなら灯油(+電気代)、電気ファンヒーターならそのまま電気代が維持費になります。その時の灯油の価格や、各家庭の電気料金形態、また製品によって消費電力も違うので一概には言えませんが、長期的にみると消費電力の高い電気ファンヒーターの方が若干お高め、灯油を使う石油ファンヒーターの方がコスパでは勝る場合が多いです。ただこれはケースバイケースなので本当に参考適度に、本体価格と合わせて購入時にそのファンヒーターの消費電力なども見比べてみてください。
暖房効果
同じサイズなら、電気よりも石油ファンヒーターの方が部屋全体が暖まるような体感があります。電気ファンヒーターは自分に向けて使う、一人用の暖房器具というようなイメージがあります。実際電気の方が小型に作れることから、キッチンや一人部屋に置く用途で使われることが多いです。それぞれどの部屋に置くかでどちらを選ぶかを決めると良いです。
持ち運びやすさ
これは店頭で持った時の重量に惑わされない方がいいです。石油ファンヒーターは灯油タンクを満タンにするとかなり重たいので、ちょっとこっちの部屋で使うから…みたいに気軽に家の中で持ち運ぶのには向いていません。基本一か所に据え置きになります。一方電気ファンヒーターはそれに比べると軽めで、小型のものなどは初めから持ち運ぶのを前提に取っ手が付いているものもあります。もちろんサイズによりますが、複数の部屋で使うことを視野に入れているならば電気の方が向いているかも知れません。
部屋の乾燥について
寒い部屋で暖房を使って、部屋の温度が上昇すると空気は乾燥していきます。ですので暖房を使う場合ある程度カラっとするのは仕方ないのですが、石油ファンヒーターは使うときに湿気が発生するので、他の暖房器具よりも部屋が乾燥しにくいです。
電気の場合はエアコンと同じで、ただ温度を上げるだけなので使う時は乾燥対策をする必要があります。乾燥すると風邪などひきやすくなるので、その部分は石油の方が若干安心です。電気のヒーターを利用する場合は、加湿器を併用するなど対策をするといいでしょう。
まとめ
比較するとそれぞれに長所と短所があることが分かります。そのため「こっちの方がいい」という断言はできませんが、購入時の参考にしてみてください。
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