汚い話ですみません。夏ごろお尻に痛みが出まして、どうもネットなどの情報と照らし合わせると痔ろうっぽい…。この若さでと思いましたが、念のため病院に行ったり、色々やってみたエピソードです。
事の発端
夏の暑い日の深夜、冷たいものを食べすぎたり夏休みで不規則な生活になっていたこともあり、おなかを下しました。ほんとに重ね重ね汚くて申し訳ないですが下痢をした後ってお尻がしばらくヒリヒリするじゃないですか。その時もそんな感覚がありつつも、お風呂に入ったらヒリヒリ感も消えておなかの調子もすっかり元通り。…だったんですが、それから数日後、お尻にピリッとした痛みが走ります。何度もそんな風になるので、痛みのする部分を触ってみるとほんの小さなプクッとした腫れが…。もしや痔か?と思い症状を調べることに。
痔ろうとは
そのお尻の腫れは少しずつだけど日々大きくなっていき、痛みも増していく。ほんのり熱も持っているようです。お尻のニキビのようなものであってくれと思いつつもネットで調べると、どうもこの症状は「肛門周囲膿瘍」というものと酷似しています。
肛門周囲膿瘍
肛門の周辺に腫れが出来るという点では、ニキビやその他できものと似ています。それらとの違いの判断基準は、肛門からの位置。僕の場合もニキビにしては肛門から近すぎるので、可能性が高まります。もしそうなら、どうもこの「できもの」の中には膿がたまっているらしい。そして、この肛門周囲膿瘍を放っておくとやがて限界まで腫れた後に皮膚が破れ膿が出てくる。そしてその破れた後の穴が肛門と繋がり痔ろうの完成…。文章だけで見るとけっこうホラーです。しかしこんな情報を得つつも、中々踏ん切りがつかず時間もとれず結局痛みに耐えながらしばらく放置していました。
崩壊
ひどくなっていく腫れ。何かのきっかけでお尻にピリッと痛みが出る不快な生活を送りながら、ある日、排便時に息んだと同時に膿が破れました。けっこうな痛みにびっくりしながらも、その鋭い痛みは一瞬で、あとは拭くときトイレットペーパーに血が付きました。膿っぽい色のものは付かず、完全に鮮血だったので、アレ?本当に肛門周囲膿瘍だったのか?という疑問が。
何事もなかったように
膿崩壊後、入浴時にその部分を洗うとちょっとピリッとしましたが、それ以降特に痛みもなくまるで何事もなかったように。この腫れが破れた後、穴が開いてそれが痔ろうになるということだったので、これから俺は痔ろうになるのか…と怯えつつ数日を送りましたが、特に何か症状あったり、膿が出たりするようなこともありません。のど元を過ぎればということで、何もないまま時が経つにつれすっかり安心して生活していました。
再来
それから半年程度が経った頃、また同じ場所にちょんとできものが。そしてあの鋭い痛みも戻ってきました。マジかよ…。治ったと思っていたのは気のせいだったのか。肛門周囲膿瘍はよく再発するという情報もあったので、その通りの症状です。きっかけはやはりおなかを壊したこと。どうやらひどい下痢をした後にこの腫れができるのかも知れない。そしてここから、だんだん腫れが大きくなって排便時に崩壊する、という同じ流れをもう一度経験しました。
平和な日々
2度目の崩壊後、とにかくおなかを壊して下痢になるのだけは避けようと生活リズムや食生活などを見直しました。そのおかげかそこから1年くらいは再発もなく過ごしていました。でもやっぱりどこかで気にはなっています。このままだとどこか気持ちが悪いので、時間が取れたときに病院へ行ってみました。
病院へ
肛門科への受診は初めてだったのでちょっと緊張しましたが、重い腰を上げてついに病院へ行きました。と言っても前述の通りお尻が腫れていたのは1年近く前なので、今は何ともない状態です。それでも前にそういった症状があったことを先生に伝え、肛門周囲膿瘍では、痔ろうではないかということを聞いてみました。結果は…。「何ともない」という答えが。一応患部も見てもらいましたが、肛門周囲膿瘍になったような跡もないし、穴が開いているわけでもない。あっさり診察は終わり、ずいぶん拍子抜けした受診でした。でもこうなると、一体僕のできものは何だったんだろう?という疑問が残ります。実際に腫れて破れて、膿は出ないにも出血はあったのに。
それから
病院で大丈夫と太鼓判を押してもらったので、しばらくは安心して過ごしていました。が、なんとまたも酷い下痢をしてしまい、その後再びできものが出来ました。またかー。と思いました。三回目もこれまでと全く同じ、腫れが大きくなって破れて血が出るという流れ。やっぱりそうなんじゃないの?と思いながらも、一回病院で「違う」と言われた以上2回目は余計に行きづらくなってしまいました。
今日までの日々
それから、腫れては破れ血が出る…という症状を何度か繰り返しながら今日に至っています。相変わらず耐えられない程の大きな痛みや、膿が出たりなどの決定的な症状はありません。結局自分は肛門周囲膿瘍なのか、その先の痔ろうになってしまったのか、それは分からないままです。一応病院で違うと言われた経験はあるのですが…。痔ろうの方の闘病記などを拝見すると、結構大変そうなので自分もいつかはという恐怖はあります。が、今は腫れても痛みも酷くないし、生活に支障が出るほどではないのでなあなあにしています。
二度と繰り返さないために
一度お尻の周りを腫らすと、クセになりやすいようです。一度では痔ろうに発展しなくても、肛門周囲膿瘍→排膿を何度も繰り返すうちに、痔ろうになっていくという話もあります。今では膿瘍を二度と繰り返さないように、なるべく気を使って生活しています。肛門周囲膿瘍を経験した人が痔ろうにならないためにはどうすればいいかというお話を、また別の記事に書いています。
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