現代人には必須のスマートフォン、タブレット。これらの画面を長時間見ていると頭が痛くなることってないですか?その症状は眼精疲労からくる頭痛の可能性があります。目の疲れが頭痛に繋がっているようです。頭が痛いとすぐに頭痛薬を飲みがちですが、安易に薬に頼りすぎるのも良くないと思ってしまいます。この記事では、眼精疲労が原因の頭痛への、薬に頼らない対策方法について考えてみます。
画面への対策
アンチグレア(ノングレア)フィルムを貼る
現在販売されているスマホ、タブレットのほとんどはグレア液晶です。グレアとは「まぶしい、ギラギラする光」という意味で、画面の光沢により画像や動画などが美しく見えるという特徴があります。しかし、そのツルツルしたガラスのような光沢感のため光を反射し、人によっては目に負担がかかります。
この光の反射を防止するのが、アンチグレアフィルムです。アンチグレアはグレア液晶とは逆に、表面がサラサラした質感で、光を反射しない処理が施されています。PCのモニターなどはほとんどがこのアンチグレアです。そんなアンチグレア処理が施されたフィルムを、使っているスマホやタブレットに貼ることによって、光沢を非光沢で上書きし、光の反射が防げ、目の負担も軽減できるというわけです。値段も大体1,000円前後とそこまで高くなく、現行のモデルならば電気店や通販などですぐに型番に合ったものが見つかります。
美しい光沢のある画像や動画を犠牲にしてしまうことになりますが、目の疲れを感じている人にはおすすめです。
ブルーライト軽減アプリを使う
ブルーライトとは、スマホなどのLEDディスプレイに多く含まれている光で、目や身体に負担をかけると言われています。アプリを使って画面の光を調整し、このブルーライトを軽減することができます。
Androidの場合
Androidの場合は、軽減量を調整でき、手軽にオン/オフが可能な「ブルーライト軽減フィルター」がおすすめです。Google Playでダウンロード可能です。
iphoneの場合
iphone(5s以降)の場合はデフォルトの機能として「Night Shift」が搭載されています。この機能をオンにすることでブルーライトを軽減でます。オンにする時間を指定して使うタイプのものですが、設定でほぼ常時オンのようにできます。
ブルーライトカット眼鏡を使う
ブルーライトを軽減する機能がある眼鏡を利用するという方法もあります。スマホだけではなく、視界全体でLEDの照明など室内のブルーライト全てを常にカットしてくれるので効果は大きいです。JINS SCREENなどは見た目のファッション性も良く、コスパ的にもおすすめです。
頭痛の予防
定期的にストレッチをする
長時間同じ体勢で画面を見ていると、目が乾き、筋肉が凝り固まり頭痛に繋がります。1時間ごとを目安に、数分のストレッチをするだけでかなり違います。身体が動かせない場合でも、眼球をぐるぐる動かしてみたり、上下左右に視線を動かしてみるだけでも効果はあります。
散歩などの運動を習慣づける
時間が取れる場合は、気分転換も兼ねて散歩などの運動が効果的です。毎日続けていると、頭痛にならなくなったという例もあります。散歩以外にも、有酸素運動全般が効果があるそうです。
十分な睡眠をとる
基本的なことですが、睡眠が不足していると目も疲れやすくなり、頭痛になりやすいです。難しいですが、眼精疲労に悩まされている人などは、7時間程度の睡眠時間を確保したいところです。もちろん寝る前にスマホなどを見るのは、自律神経が乱れ睡眠の質も落ちるので言語道断です。
頭痛になってしまったら
蒸しタオルを目に乗せる
蒸しタオルを用意し、目の上に乗せると目の疲れ、頭痛が楽になる場合があります。仰向けに寝て、ゆっくりとタオルを目の上に乗せ、5~15分リラックスします。蒸しタオルが用意できないときは、お湯につけたタオルを絞って使ってもOKです。火傷しないよう温度に気をつけましょう。
温かい飲み物を飲む
温かい飲み物を飲むと、リラックスでき痛みが和らぐことがあります。シンプルな白湯などが効果的です。カフェインが含まれているコーヒーなどは、人によっては逆効果なので注意が必要です。
入浴する
入浴は個人的にとても効果があります。熱いお湯につかるのではなく、温めのお湯にゆっくりとつかるのがおすすめです。半身浴も効果的でしょう。
まとめ
自分が試してみて効果があったものを挙げてみました。頭痛薬も一時的な痛みの緩和には大変有用ですが、根本的な解決にはなりません。時間がないとなかなか実践が難しいこともありますが、薬に頼らない治癒方法をお探しの方は、是非試してみてください。
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